2010年12月31日金曜日

除夜の鐘

除夜の鐘が春秋苑から聞こえて来た。今年も終わりだ。鐘の音だけならいいんだけど、1突き1000円で突きにくる参拝者の声やマイクの音声などは興醒めだ。明日は元日から似顔絵。ここのところ、のんびり甘酒で映画鑑賞を楽しんでいただけに憂鬱。今、零時をまわった。春秋苑では歓声が挙がっている。墓場でカウントダウンするなよな。午後は、金魚の小石を洗った。水は全部は替えなかったので、完全に澄んではいないが、エサやりのたびに泳ぎ回る金魚たちの動きで沈殿物が舞い上がるようなことはなくなった。それで住人たちが喜んでいるかどうかはわからないが…。


2010年10月17日日曜日

栃木県I町で似顔絵







駅前には店が何にもない。電車に乗る前におにぎりを買っておいて良かった。現場は住宅地の一角、草ボーボーの中にテントが立っている。


何にもないけどステージがある。今日はピエロさんがくるらしいから、たくさん描かされるのだろうか。しかし、開始の時間になっても人通りはほとんどなく午前中は近所の人を2,3枚。やれやれノンビリできる。草むらにカエル発見。


もう一つの演し物はピエロさんではなく、風船アーティストの方だった。ヒマにまかせてお相撲さんをキュキュッとつくったクリオーネさん。耳や鼻まで作り込んだ力作だが、近くで遊んでいたこどもに惜しげもなくプレゼント。


その後、隣の小学校で試合をやっている野球チームの弟、妹がチーム仲間のお母さんに連れられてやってきた。まったく住宅のお客ではないが、風船でウサギやらトラやらライオンやら作ってもらい、ついでに似顔絵もやっちゃってニコニコ。去り際に「ありがとー、みんなに広めておきますね~」…って、もしかしてチームを全員引き連れていらっしゃるのでしょうか…(+_;)

4時半には終了。
恐れていたチーム集合似顔絵もなく、ポツポツやってくるご近所の方々を描いただけ。それでもステージでヒーローショーがある時には流石に賑やかになるそうだ。


2010年7月22日木曜日

暑い盛りにあるいた


 突然、梅雨があけて、いきなり夏に放り出されたようなこの数日。PTAのお届けもので小学校へ行かなければならないので、ついでに高校に置きっぱなしになっている自転車も取りにいこうと思った。高校のPTAの集まりの後、そのまま、環境健全化キャンペーンに駆り出され、そのまま暑気払いにくりだし、そのまま2次会のカラオケにいって、戻ってきた時にはもうとっくに高校の門は閉まっていて、そのまま、連休に入ってしまったので、もちろん自転車もそのままだったのだ。で、いくら何でもそのままの連続は文章的にもまずいので、取りにいこうと思ったのだ。暑いけど。熱中症でばたばた人が倒れているらしいので、水筒にブドウ糖入りのアイスコーヒーをいれ、ハンチングをかぶった。

 まずは小学校について、2枚のA4をつなげてA3のポスターを作る。ポタポタ、汗がポスターに垂れる。用事その①終わり。さあ、そこから高校まで、約20分の歩行が実に大変だった。夏の道でよく目につくのがひからびたミミズだ。なぜわざわざ、ひんやりした土中から、やけたアスファルトにのり出そうと考えるのか、まったくわからないが、当然、行き倒れて、からからの日干しになってしまう。「ミミズが『ミ、ミズ〜…』」というのは、僕が高校の時に思いついて、ごジャレのネタにもしたダジャレだが、まさに実際ミミズが口にしているであろう言葉だ。日陰の一つもない直線路をヨタヨタ歩いていると、人間もミミズも、なんのかわりもない。距離的な近さよりも、なるだけ陽の当たらない道を選んで行く。こういう時、GPSは便利だ。知らない道でも、地図でどこへでるかわかるので、いままで農作業用の小道だと思っていた隘路がちゃんとした道だとわかったりする。すずしい木陰の小道を下っていくと、木陰はすぐに終わってしまったが畑にラベンダーが咲いていた。

 高校にようやく着いた。自転車に乗って帰ることができる。だが、帰りはのぼりが多くて、自転車でもたいして楽ではない。自転車を押しながら坂を上っていく。また、ポタポタと汗がアスファルトに落ちる。街はどこも陽に灼かれて、すっかり熱くなっている。自転車のハンドルもサドルも熱い。道路も熱い。家々の屋根も熱そうだ。汗が目に入って景色がかすむ。既に飲んだアイスコーヒーの倍は汗をかいているが、飲み物自体はタプンタプンと胃の中でゆれて体を重くしている。熱中症も人ごととは思えなくなってくる。あらためて、太陽光というのは実に大変なエネルギーではないか。この膨大なパワーから逃れるために、ムリをして自前のエネルギーを地球から絞り出して、豪雨を百均の傘でしのぐように、熱さをエアコンでしのいでいるのだ。人類のこれからの全存在期間をもってしても使い尽くせないほどのエネルギーの塊が頭上に釣り下がっているのに、わざわざ、何億年もかけてつくられた化石燃料を掘り起こし、そのために不幸になったり成り上がったり、殺したり殺されたりしているのだ。賢い人、偉い人は確かにいる。けれど、「人類」は、けっして、賢くはないし偉くも何ともない。人類という気のふれたサルたちは、不幸な他のいきものを道連れにして、灼けたアスファルトの上に自らを放り出してしまったのだ。

 歩くのと汗をかくのに体力を使い果たし、熱中症になりかけ、約1時間の外出を終えて、ようやく家に帰り着いた。

2010年4月6日火曜日

BAYA4〜ボヨヨン〜ライブ



 6月に西荻窪と名古屋で、中田一子主催のグループ「BAYA4〜ボヨヨン」で、ライブをやります。チラシはいつものウエーブに発注。ものすごい早さで出来上がってきた。

2010年3月18日木曜日

にこたま


ものすごく久しぶりに遭遇した。一つの卵に二つの黄身。
…ええ、それだけ。

2010年2月2日火曜日

 夜からぼさぼさと雪が降りだした。tomoを学校へ送るのに車が使えるか心配だったが、朝にはもうやんでいて、かなり積もってはいたがもう既に何台も車が通ったらしい道路は、轍のところはアスファルトが見えていて、これならスリップする事はなさそうだった。とはいうもののさすがに墓地へ登ってくる坂は車輪がすべって登れなかったので、帰りは迂回した。校庭もまっしろけ。

2010年1月24日日曜日

群馬県O市で似顔絵




始発に乗って8時過ぎに到着。9時入りの現場ならここらが限界かな。ハラへった。朝食べたチキンラーメンは東武伊勢崎線あたりで消化されつくしたのか。たまごを落とすべきだったのか。見渡す駅前にはコンビニはおろか、あいている店は一つもなかった。現場は珍しく駅から遠くない。iphoneのMAPで道筋をたどるが、コンビニ、ファミレスのマークはどこにも表示されていない。幸いホットモットが朝7時からやっているのをみつけた。おにぎりバーガーのコロッケを注文すると、「いま切らしてます」朝一から品切れか! 「◯◯ならあります。いかがでしょうか?」とかつけ加える気などサラサラなさそうなおばちゃんに、「じゃあなにがあります?」とくいさがると4種類のおにぎりバーガーのうち、あるのは二つだけだった。ポークたまごを頼むとしばらく待たされ、やがておばちゃんが、できたてのおにぎりを持って来た。だが、空腹のぼくの眼前に揚げたて豚肉とフワフワたまごのおにぎりを見せつけるままにして、おばちゃんはレジをにらんでむずかしい顔をしている。どうやら、レジにはそれぞれの品物に対応したキーがあるらしいが、おばちゃんは新米(弁当屋だけに)で「おにぎりバーガーポークたまご」のキーを見つけられないでいるようだった。でもちょっと振り返って頭上のメニューを見れば、でかでかと¥190とかいてあるし、さっき品切れを宣告した時にも自分でそのメニューを指差してたし、何より僕ははやく食べさせてほしいのだ。そのうちしびれを切らして厨房からもう一人のおばちゃんが助けにきて「ほら、これ」とピピッとやった。「えー、¥190です」。人には向き不向きがある。品切れのおばちゃんはぜったい客商売には向いてない。
お腹が落ち着いて、ふたたび歩いて行くと、ところどころラテン系の文字の看板があるのに 気がついた。現場に着いて社員に聞くと、この辺はブラジルの人が多いんだそうだ。不景気が続いてだいぶ帰国してしまったが、ひところはサンバカーニバルなんかもやるほどだったとのこと。寒風吹き荒ぶ駅前を思うと夢のようなはなしだ。(写真のスナックからは、朝の8時というのに、絶対ゆうべからずっと飲んでるだろうというノリで、カラオケ歌いまくっている声が聞こえていた。やけくそなのか。)


珍しついでに今日は分譲中の新築家屋の中で似顔絵をやらせてもらえた。社員は外でおでんを煮ながら見学にくる客を待っているが、いまのところゼロ。ン千万のローンを組んで入居するであろう未来の住人にさきがけ、できたてのリビングにおさまりかえって、自宅よりも仕事がはかどる。いつもこうなら、それこそ夢のようなはなしなんだが。



2010年1月23日土曜日

バリダンスワークショップ

バリダンサーの林田圭緯子さんを講師にワークショップ。ぼくもichikoと伴奏で参加した。会場は杉並区の幼稚園で、規模はかなりおおきいが、きれいでかわいい園だった。園庭にはいろんな木が植えてあって正面にある大きなユーカリはじめ、あんずや銀杏もあって、ジャムにしたり、たくさん収穫があると園の前にお店を出したりもするそうだ。ハック・フィンの小屋みたいなのもあって子どもは喜びそうだ。ただ、園が楽しすぎて、小学校入ってから、そのギャップの大きさに子どもがとまどうこともあるとか。贅沢な悩みというべきか。


トイレにはこんなかわいい便器が。




2010年1月10日日曜日

三連休似顔絵その2


東西線西船橋から東葉高速線に乗り継いでY駅。駅は新しい感じで駅前には大きなイーオン。改札を出る前にトイレに行くのを忘れたが、心配はいらなかった。今日は現地ではなく店舗での似顔絵だった。しかも外にテントがたててあるにもかかわらず店舗内でやらせてもらえたので昨日に続いて室内仕事。ここの場合どうも担当の人が寒がりらしい。見本にM川K一と仮面ライダーWを描く。今のところお客さんは1時間1組くらい。ヒマなのでcwdの下書きをしたり、「クイズでごジャレ」用にダジャレを考えたり。サビだらけのムササビ、サビーだじゃれ。シイタケほしいだけ…。お昼は駅のコンビニで買ったおにぎり。社員のみなさんはラーメンの出前。曲者じゃ、でまえっ、でまえっ! って「クイズでごジャレ」には使いにくいか。

2010年1月7日木曜日

明けましておめでとう

もう正月も7日になってしまった。今年こそ出そうと思っていた年賀状もまだできていない、このブログも更新は2ヶ月ぶりだ。
今日から子どもたちの学校が始まった。tomoを支援級に送って行った帰りに道ばたに鏡餅が飾られていた。というか落ちていた。そういえば年末にダイソーでこういうのを100えんで売ってたな。


墓地の池には氷が張って、天気はいいが風は冷たい。墓畔の冬はまっ盛りなのだった。




2010年1月2日土曜日

茨城県のK市で似顔絵

 似顔絵も、趣向を凝らさないとあきられるということか、今回は「江戸錦似顔絵」ということで、お客さんを「忍者、お殿様、剣士、町娘、お姫様」に描きました。というか、描かされました。「スポーツ選手似顔絵」と同様。まあ、それはいいとして、なにはともあれ寒かった。会場は住宅展示場で、似顔絵テントが設営されている場所が、大きな家と家の間の通路で、この両側の家というのがかなり大きく、テントには一日中日が当たらないのだ。上天気で、日向は暖かいのにその恩恵を全く拒否して、日陰に座り続けた。しかも、冷たい風が見本の似顔絵を吹き飛ばす勢いで吹きつけてきた。そうなのだ。両側に切り立った断崖家屋があるために、ここは風の通り道となっているのだった。太陽の熱も得られず、座っているだけなので体も温まらず、石油ストーブはいたずらに炎をあおり立てるだけ。体温は奪われる一方で似顔絵を描く手も小刻みに震える。頭の中では安田成美が歌っていた。風の谷の…、風の谷のニガオエ。
 K市はなんどか来たことがあるが、今まで気がつかなかったお稲荷。こじんまりしたお稲荷に巨大な樹。