2010年1月24日日曜日

群馬県O市で似顔絵




始発に乗って8時過ぎに到着。9時入りの現場ならここらが限界かな。ハラへった。朝食べたチキンラーメンは東武伊勢崎線あたりで消化されつくしたのか。たまごを落とすべきだったのか。見渡す駅前にはコンビニはおろか、あいている店は一つもなかった。現場は珍しく駅から遠くない。iphoneのMAPで道筋をたどるが、コンビニ、ファミレスのマークはどこにも表示されていない。幸いホットモットが朝7時からやっているのをみつけた。おにぎりバーガーのコロッケを注文すると、「いま切らしてます」朝一から品切れか! 「◯◯ならあります。いかがでしょうか?」とかつけ加える気などサラサラなさそうなおばちゃんに、「じゃあなにがあります?」とくいさがると4種類のおにぎりバーガーのうち、あるのは二つだけだった。ポークたまごを頼むとしばらく待たされ、やがておばちゃんが、できたてのおにぎりを持って来た。だが、空腹のぼくの眼前に揚げたて豚肉とフワフワたまごのおにぎりを見せつけるままにして、おばちゃんはレジをにらんでむずかしい顔をしている。どうやら、レジにはそれぞれの品物に対応したキーがあるらしいが、おばちゃんは新米(弁当屋だけに)で「おにぎりバーガーポークたまご」のキーを見つけられないでいるようだった。でもちょっと振り返って頭上のメニューを見れば、でかでかと¥190とかいてあるし、さっき品切れを宣告した時にも自分でそのメニューを指差してたし、何より僕ははやく食べさせてほしいのだ。そのうちしびれを切らして厨房からもう一人のおばちゃんが助けにきて「ほら、これ」とピピッとやった。「えー、¥190です」。人には向き不向きがある。品切れのおばちゃんはぜったい客商売には向いてない。
お腹が落ち着いて、ふたたび歩いて行くと、ところどころラテン系の文字の看板があるのに 気がついた。現場に着いて社員に聞くと、この辺はブラジルの人が多いんだそうだ。不景気が続いてだいぶ帰国してしまったが、ひところはサンバカーニバルなんかもやるほどだったとのこと。寒風吹き荒ぶ駅前を思うと夢のようなはなしだ。(写真のスナックからは、朝の8時というのに、絶対ゆうべからずっと飲んでるだろうというノリで、カラオケ歌いまくっている声が聞こえていた。やけくそなのか。)


珍しついでに今日は分譲中の新築家屋の中で似顔絵をやらせてもらえた。社員は外でおでんを煮ながら見学にくる客を待っているが、いまのところゼロ。ン千万のローンを組んで入居するであろう未来の住人にさきがけ、できたてのリビングにおさまりかえって、自宅よりも仕事がはかどる。いつもこうなら、それこそ夢のようなはなしなんだが。



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