2009年9月11日金曜日

パンク修理

 自転車屋が近くに1軒しかない。何度かパンク修理やカゴの取り付けなどやってもらったことがあるが、腕が悪いわけではないが、パンクした自転車を押して急坂を降りる気になかなかなれず、それに修理代1000円というのももったいない。そこで、ホームセンターでパンク修理キットを買ってきてある。すでに1度、修理した。小さい頃、自転車屋で直してもらいながら、修理の様子をよく見ていたので、だいたいのイメージはある。水にチューブをつけてパンク箇所をみつけ、紙ヤスリでこすり、接着剤を指で塗り広げ、パッチをあて、木槌で叩く。たいていは使い込んだ手製の木箱が木槌の台にもなっていた。その、油染みて手ずれのした箱も印象に残っている。それでも、一応、キットに入っていた紙ペラのマニュアルを見ながらやった。意外と簡単にできた。なんと、これで1000円とっていたのか。自転車屋には悪いが、これからは自分で直すに限ると、そのときは妙に得意な気分になったものだ。

 で、またパンクした。ああ、やっぱり、素人のワザはたかが知れている、修理がまずかったか。と思ったが、チューブを引っ張りだしてみると、先日の修理箇所はすこしすり減っているがちゃんとチューブに張り付き、空気を漏らしてはいない。パンク箇所は別のところだった。他にも1カ所、プロにやってもらった修理箇所もあり、そういえばそのとき「チューブがだいぶすり減っているから、そろそろとりかえたほうがいいよ」といわれた気がする。ちょうどタイヤの接地面にあたるところが帯状にささくれたようになっている。たしかにどこがパンクしてもおかしくないと思った。しかし、チューブの交換はさすがに自信がない。特に後輪をはずすのはギヤの具合をおかしくしそうでこわい。以前、ホームセンターの店員にやってもらってすごく調子が悪くなったことがあって、自転車屋に持っていくと、「これ誰がやった? 全然ダメ!」と言ってギヤとかなんだらのバランスとかを調整してくれた。そこまでは自分で出来る気がしない。とりあえずパンクの修理をすませ、キットを見るとパッチはまだ何枚かある。当分、修理しながら乗ろう。パンクしては直し、またパンクしては直し…、そのうちチューブはパッチだらけになってでこぼこになるだろう。もう直せなくなったら自転車屋に持っていこう。まるで、ゴーヤみたいにでこぼこしたチューブを引っ張りだして、自転車屋のおやじがどんな顔をするかも見てみたい。

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